軽量瓦のスレート瓦。倉庫の屋根などに使われている波型スレートと材質は同じ。そのスレートを平板のまま塗装している。
平板とすることで瓦自体の強度は皆無。コンパネ下地と一体化することで屋根として保持できる。厚みが6mm程度しかないため、通気のため下地と間隔を設けようものなら、屋根に乗った瞬間に割れてしまう。
また紫外線の強い熊本では5年毎(もって10年毎)に再塗装が必要。家の規模にもよるが足場込みで80~120万円が相場。これが5年おきに必要。さらに寒暖差による屋根内部の結露によって下地コンパネが朽ちてくる。こうなってくると屋根自体の改修が必要で350~400万円コース。耐水コンパネ仕様ならまだいいが、中には内装用の一般コンパネで下地をつくっているところもあるので注意が必要。
なぜこんな素材が屋根に。と思われるだろうが、メリットは屋根の軽量化とローコストにある。