ここ10数年でいろんな会社が増えてきた。ただ申し訳ないが、技術力に長けているような業者は一つもなく、営業主体の会社ばかりだ。正直いい家を建てようなどとは思ってなく、杓子定規に既定のものを均一簡素に最速で作っていく。最近みな高気密高断熱ZEHのバカの一つ覚えのよう。
「敢えて言おう。気温の高い地域には高気密高断熱は不要であると!」
それはなぜか?
実は今や日本は亜熱帯気候と言っても過言ではないくらい熱い。日射エネルギーは断熱程度では防ぎきれず、時間が経てば室内へ貫通してくる。しかも高気密高断熱化で熱が逃げなくなり室温が住めなくなるくらいに熱くなる。そこで全館空調のお出ましだ。電気にものを言わせて家の全容積を空調。一時でも消そうものなら夏は灼熱地獄と化す。電気代の請求書で驚愕しないためにソーラー完備。以前ソーラーは売電で手元に資金が残っていた。だが今や追い銭打つのは当たり前。設備代も新築時に上乗せして払っているのにも関わらずにだ。それほど電気を使っているということ。こんなことをしていたら原発をあと2、3新築しなくてはならなくなるかもしれない。本当のエコに早く目覚めなくてはいけない時期に来ている。
ちなみに、そんな家ほど庇がない。日射と雨は壁ではなく庇(屋根)で受ける。そんな基本の「キ」も知らない。頼むから勉強して家を建ててくれ!これ以上環境に負荷を与えるな!