和室の一部を外から使用できるトイレへと変え、家全体の利便性を上げることにした。
和室の一部を外から使用できるトイレへと変え、家全体の利便性を上げることにした。
外壁を解体し、床を撤去したところに給排水管を通した。
外部用トイレということで靴での利用を考慮し、床にはタイル下地のコンクリートを打設した。
勝手口に片引き戸のサッシを取付、床には300角磁器質タイル、腰壁に杉板を張りまわした。
天井に杉板、壁にしっくいを塗り部屋は完成。トイレ、手洗い他を取付完成となった。ところが照明が仮設のままだった。早速、人感センサー付きのダウンライトを手配せねば。
ここは上質なトイレ空間である。何がかというと、トイレのグレードももちろんいいが、そこではない。高級素材は内装にある。磁器質タイルこそ普通より多少高い程度だが、腰杉板、天井杉板、しっくいがまさしくそう。手を抜けばプリント合板、しっくい調塗装またはビニルクロスで同じルックスにはできるが、なんちゃっては造りたくない。本物の材料で本物の職人で家は造りたい。
何が本物かを見極めるのは難しいのでは?
それが実際は至極簡単で、本物を見て触れてみるだけでいい。これだけで安物を識別できるようになる。ただ、最近レア化した本物に出逢えるかがカギだ。