審美眼を持つとは、材質や造り込みなどからモノの絶対価値を理解できる目を持つということ。「お目が高い」という誉め言葉で言い表される。一般的に老舗メーカーのつくるモノは、材質、造り込みにおいて最高クラスであることが多い。当然高価格であるが、価値は下がることはない。いいモノはいいということを体現している。
写真はキングオブクリスタルグラスの「バカラ」。グラスの材質もガラス職人のウデマエも最高。割らない限り、クリスタルグラスの透明感は永久に霞むことはない。フランスを代表するクラフツマンシップ(職人魂、職人芸)あふれる逸品だ。
逆にCMばかり特化したブランド先行型メーカーも現れた。莫大な広告費を使い、ブランドのイメージ化(ブランディング)を図る。いい商品と思わせ、高価格で販売。知識のない者は、真価に気づくことなく買い続ける。高い値段の割りにパッとしないと思ったら、恐らく中身の伴わないブランディング商品かも。
違いの分かる大人にならないと損をする世の中になってきている。