解体前の和室。使用頻度が落ちていたため、用途変更し有効利用できるようにする。
どんな感じで変わるのか?
解体前の和室。使用頻度が落ちていたため、用途変更し有効利用できるようにする。
どんな感じで変わるのか?
オール杉板張りのファミリークロークへと変更することに。もはや家にタンスはいらなくなる。
部屋ができたので、造作棚製作のミッションに移行する。
棚も完成し、ファミリークロークへと変貌した。あとは照明取付と清掃を残すのみ。床壁天井に留まらず棚までも呼吸する自然素材。消臭防虫調湿効果が半永久的に続く。長雨でも湿気を呼吸で吸ってくれるので、カビが生えることもない。
収納こそ自然素材で造るべき。それは恩恵を大いに享受できるから。このことから弊社の押入やクローゼットはこの仕様を標準仕様としている。当然追加金は発生しない。実際に調湿効果を検証されたオーナーさんもいて、湿気取りを置いてみたらしい。結果2年経っても一向に水がたまらない。以前住んでいたアパートのプリントベニヤの押入に置いた湿気取りはすぐに満タンになっていたそうだ。ちなみにクロスでも同じ現象が起きる。
ちまたに乱立する住宅メーカーは調湿効果は電気を多大に消費する全館空調で対処しているところがほとんど。悲しいかな日本建築をまるでわかっていないとしか言いようがない。
自然素材の木を使うことで電気に頼らずとも調湿効果が期待できる。これこそ本当のエコで地球にやさしい。残念ながらこのことを理解しているメーカーは極小なのだ。
気密や断熱ばかりに気を取られ、結局は電気をガンガン使って24時間全館空調しなければ、快適に生活できない。夏場エアコンを一時でも止めようものなら、灼熱地獄と化す。
こんな家に限って「エコな家」を謳っている。地球環境に負担を強いる「エゴな家」の間違いではないのか。