2021.09.02
家づくり

究極のシステムバスを紹介!

一級建築士|井上秀樹

究極のシステムバスを紹介!

究極のシステムバス。水廻りメーカーの老舗「タカラスタンダード」製のシステムバス。その中のフラッグシップモデル「プレデンシア」

通常の使いやすさはもちろんのこと、材質にこだわりぬいた逸品。しかも低価格。他社のフラッグシップモデルは350万円を超えて、フルオプションともなれば600万円に到達することも…。

しかも材質ではタカラには遠く及ばない。

ちなみにタカラスタンダードプレデンシアは100万円台から入手できる。オプション盛り沢山にしても200万円中盤で納まる。

物が良くて価格は約半分。選ばない手はない。

プレデンシアグレード専用浴槽。材質は鋳物ホーロー。保温力抜群。浴槽表面の滑らかさは他の材料ではマネできない。滑らかさゆえに汚れ落ちも最高。しかも高硬度であるためステンたわしなどでこすっても(恐らく使用機会はないと思うが)キズ一つ付かない。

一泊ウン万円のハイグレードホテルの浴槽に使用されていることがある。

最安100万円台からハイグレードホテルライフが毎日送れるとはコスパ最強なのではないか。

この浴槽の煌めきは、他の材質では実現不可能。ホーローエキスパートのタカラスタンダードのみがなせるワザ。

こんなに光沢のある深みのある白は毎日何時間も見ていても飽きることはないだろう。

滑らかさからくる面白いような汚れ落ちは毎日の掃除をも楽しくなること請け合いだ。

浴槽別カット

壁のホーローパネル。ホーローの柄転写技術の向上により、以前よりも深みのある模様が選択できるようになった。まるで本物の鏡面仕上げの石を貼ってあるかのよう。

しかし、天然石と言えども、水廻りで毎日使うとなれば、表面がガザついたりし、清掃性が悪くなる。耐久面、清掃面を考えるとガラスで覆われたホーローを超えることはできない。

深みのある壁パネル。この滑らかさ、光沢が美しい。これが何年も続く。毎日風呂に入っても老朽化はほぼない。40~50年は平気でもつ。この壁もホーローゆえ浴槽同様ステンたわしでこすってもキズ一つつけることはできない。

さらに浴室の大敵カビもガラスで覆われているので根を張ることができず発生することはない。

究極の高級感を演出するクオーツストーンデュアルカウンターとタッチ水栓。水晶と樹脂のエンジニアリングストーンともいう。水廻りに使用しても劣化しないよう、水晶と樹脂とを結合させている。

こちらはデュアルカウンター下台。手前にわずかに傾きがあり水が流れるようにセッティングされている。洗面器を置いても滑り落ちないようの滑り止めが付いている。細かな工夫も施されており余念がない。高級なだけでないのもポイントだ。


システムバスメーカー唯一の磁器質タイル仕上げの床。劣化はほぼ皆無。強い汚れはデッキブラシ使用の力技で一層できる。当然FRPなどと違いキズは入らない。タイル仕様で汚れがたまりやすいのは目地であるが、ここもさすがタカラスタンダード。目地セメントは普通のセメントではない。なんと高硬度なエポキシ樹脂の目地としている。汚れの入り込む余地はない。