現代の住宅において、基礎は一般的に鉄筋コンクリートで造っている。いわゆる鉄筋コンクリート造(RC造)だ。
大荷重に耐えうることができ、耐用年数もメンテナンスにもよるが60~200年程度と高耐久。圧縮力をコンクリート、引張力を鉄筋が負担する複合構造。コンクリートの強度、流動性、種類、鉄筋の本数、直径、材質などと密接な関係があり、そのバランスが重要。さらに施工次第で強度にばらつきが出やすいナーバスな構造でもあり、扱いには豊富な知識と経験が不可欠。
最近はこれ見よがしに鉄筋を増やし、あたかも高強度であるように見せているメーカーも多々あるようだが、バランスというものを知らないのだろう。