今日は朝から駐車場の生コン打設に駆り出された。現場での作業は久々だ。日常の作業はほぼPCの前で行っている。雨で頓挫していた作業で、今朝、急遽決行となった。よって職人が確保できず自分が出ることとなった。
このミッションをクリアすれば一輪車免許の皆伝だ。
今日は朝から駐車場の生コン打設に駆り出された。現場での作業は久々だ。日常の作業はほぼPCの前で行っている。雨で頓挫していた作業で、今朝、急遽決行となった。よって職人が確保できず自分が出ることとなった。
このミッションをクリアすれば一輪車免許の皆伝だ。
コンクリートには設計基準強度というのがある。FC18NやFC21Nなどで表される。1平方ミリメートル当たりに負担できる圧縮強度が18N、21N、わかりやすくいうと1平方センチメートル当たり180kg、210kgの圧縮力に耐えることができるということだ。写真は圧縮強度試験といって打設中のコンクリートのサンプルを取って既定の円柱状の型枠に入れ固め、7日目、28日目など決まった日数の時に実際に圧力をかけて破壊した時の強度を測る破壊試験だ。コンクリートの品質を確かめるのに有効だ。大量にコンクリートを使用する建築物の時に行われている。またセメント工場も品質保持の観点から独自に定期的に行っている。
コンクリートの柔らかさの基準を表す「スランプ」。これもサンプルをとってスランプ試験を行う。写真の形状の筒にコンクリートを詰めて一気に引き抜く。円筒の最大高さ(30cm)からセメントが崩れたところの高さまでの距離がスランプ。数値が大きくなるほど柔らかくなり流動性が増す。
斜面などにコンクリートを施工するときはスランプ12くらいの固め、一般的には15、鉄筋が密になっている箇所は18と流動性を変える。ただ固すぎたからといって一旦持ってきたセメントに水などを混ぜるのはご法度だ。セメントは決められた配合で工場から出荷されているため、現場で何かを混入させることは品質に著しい影響を与えることになる。
コンクリートミキサー車で10t車で4立方メートル(立米、㎥)、5t車で2㎥しか積めない。コンクリートは質量が大きい。
1㎥当たりの重さは2.3~2.4tだ。
発注単位は0.5㎥から0.1㎥刻み増し。さらに満タン以外は空積料というものが加算される。生コン打設完了間近の最後の一台の発注数量に監督の手腕が問われる。少し足りない場合が最悪で、もう1台生コンをお願いすれば0.5㎥からしか頼めず、空積料も取られ、大半を工場へ返すことになる。ちなみに今回は一輪車3台分を返却した。数量的に0.1㎥。及第点といったところ。
深型一輪車。通称ネコ。収納の際はタイヤを上に向け、荷台を下にする。そのときの荷台ふくらみの形状がネコの背中に見えることからそういうらしい。生コンを入れる場合、満タンにすると重くてとても運べないので約7割程度で小運搬する。数量にして0.03㎥。5t車で持ってきた場合、2㎥/0.03㎥=約67杯をピストン輸送することになる。生コンスポーツとでも言っておこう。