梁の重要性とは。最近、どういうわけか金属屋根を持つ住宅が増えてきた。屋根が軽量であるため、それを支える梁の部材寸法を小さくできるという。元来、金属屋根というものは積雪地方で用いられる屋根工法だ。積雪荷重を考慮して屋根を軽量化している。しかし、梁寸法は重量瓦屋根用としている。それに加え、折板という山形の鋼板屋根もある。これはとにかくローコスト。コストがかけられない倉庫、店舗などに採用されている。消防法防災上の観点から、ガソリンスタンド、自動車修理工場に多く使われている。ここ熊本は風も雨も強く日差しも強い。この地域で断熱も皆無、雨の音はうるさく、風による吹き上げも心配な屋根でわざわざ造る必要もない。