2020.06.02
★お知らせ
見学会

見学会を行う意味

一級建築士|井上秀樹

なぜ見学会を行うのか?

 なぜ見学会を行うのか?会社の営業活動として見込み客を増やす機会を設定するというのが大意だろう。そうしないと会社を存続させていけない。しかし、ただそれだけではない部分があると思う。

 最近、家づくりをする際に勉強できる機会が少なくなった。以前は営業主体(技術職に対し、営業職が多い会社)のハウスメーカーなどは存在せず、大工が家づくりを行っていた現場は地域に開かれており、誰でも現場を遠目ながらも見ることができ、たまには大工と話す機会もあった。それにより、少なからずとも家づくりノウハウのはじめの一歩は意識せずとも学ぶことができた。でも最近はどうか。営業主体の会社が増え、現場は安全衛生上という免罪符を掲げ、地域から閉ざされ、何が行われているのかわからない。それにより家づくりのノウハウを学ぶことはできなくなった。その結果、地域特性を無視した多国籍な家が増え、空調に頼らざるを得ない家となり、多大な電力を消費し環境負荷を大いに与え、地球温暖化の一翼を担う事になった

 ではどういう家が環境負荷を与えない地球にやさしい家なのか?弊社が行っている見学会はそれをまず知ってもらい、体感してもらう見学会だ。地域特性を考えた四季を感じる家というのは空調に頼らずとも快適である。また空気も澄んでいる。それを感じられる「深呼吸」から始まる見学会

お越しの際は「深呼吸」の準備をお忘れなく…

家づくり誰に相談する?

 家づくりをする際にまず誰に相談する?普通一般消費者の行動はこうだ。大型の住宅展示場に足を運ぶ。それから展示場常駐スタッフと次回アポイントの約束をする。その後営業担当と家づくりの話を進める。設計が確定すれば、工務の方へ引き継がれ、着工となる。これが大まかな流れだ。よく考えてみよう。生命(基本、住宅ローンは団体信用保険という生命保険にも加入する)も土地も建物も担保に入れてローンを組んでまで購入する一世一代の高額な買い物。それを建築ではなくマーケティングを学んだ人に委ねていいのだろうか。病気になったときまず誰に相談するか?当然医師に相談するだろう。医師でもない人に相談する人はいないはずだ。でも建築の場合違っている。ホームアドバイザー、コーディネーター、設計士などなど色んな担当、職種の方に相談するようになっている。おかしな話だ。そもそも建築というものは技術職だ。一朝一夕では身につかない日々是精進の修行があってこそ身につく技術だ。大学にも一つの専門的な学科として「工学部建築学科」としっかりカテゴライズされている。そこで時間をかけ、実務を経て、建築士の国家試験を受けることができ、それに合格した人が晴れて建築士となれる。病気は医師。家づくりは建築士に相談すべきではないか。

 ここでさらにおかしな話。医師の場合は医師と誤解されるような名称を用いたりすれば医師法で罰せられる。しかし建築士法ではホームアドバイザー、コーディネーター、設計士などと名乗っても罰せられることはない。さすがに無免許で建築士を名乗れば犯罪となる。だから最近建築士の設計による建物が減り、日当たりも風の抜けも家相風水もあきらかにおかしい家が多くなったのだろう。

予約制見学会は抵抗が…

 予約制見学会。確かに抵抗があると思う。予約の上行ってしまえば、買わされるのではないか?後日激しい営業攻勢をかけられるのではないか?と色んな不安があると思う。しかし、弊社の場合、営業担当という者はいない。全員技術職で家づくりに直接かかわる者ばかりだ。正直、営業に時間を掛けている暇はない。設計、監理、見積積算、予算管理、それに施工。とても営業に充てる時間はない。こちらから強引に家づくりの話を進めることはできない。お客様からのご依頼があってからしか動けない。必殺仕事人も用心棒の依頼があってから初めて動く。依頼がないのにターゲットをシバキまわすことはない。それと同じだ。依頼があってから初めて最高の提案を行うことにしている。

ここに来たあなたは運がいい!

 このホームページにたどり着いたあなたは運がいい。なぜなら、私が一級建築士として20年、時間もお金もかけて勉強してきた家づくりのノウハウをなんとタダで学べるからだ。しかも、その後も住宅営業にありがちな頼んでもいないのに営業攻勢をかけられることもない。まさしくノーリスクハイリターンだ。本物の木の家が他社のフェイクな木の家より800万~1000万円安く手に入る。ウソみたいなホントの話がこの見学会にはある。弊社がつくる本物の木の家より安い本物の木の家があったら逆に教えてほしい。授業料を払いたいくらいだ。フェイクの木の家は安かろう悪かろうでうちより安くて当たり前(高いなんて言語道断。家づくりに関係のないところ[CM、展示場経費、建築工事費以外の人件費など]で予算が使われている)なので授業料の支払いには値しない。

  最終的には本物の木の家を感じることができ、自分で判断し、依頼することができる。つまり訪問販売みたいな強引な押し売りはなく安心して勉強ができるそんな見学会を随時行っている。ご縁があった方々には本当にいい家に住んでほしい想いから…。

 最後に本物に出逢える数少ない機会に出逢えたあなたは本当に運がいい!