山を作り曲げに強くした金属屋根。勾配もゆるく作ることができ、施工も容易かつ短期間で可能。軽量であるため部材寸法を極限まで細くでき、本数も減らせるため構造(フレーム)部分もローコスト化できる。勾配もゆるいため外壁の面積も節約できる面でもローコスト化に貢献している。今度は逆に勾配がゆるいため、枯れ葉、ほこりなどが堆積し、雨水が流れにくくなり、金属屋根の致命傷ともなる錆を発生させてしまう。5年から10年ごとに防錆塗装などのメンテが必要。断熱性能はほぼ皆無で熱エネルギーは貫通してくる。また、天井から屋根までの距離が近く室内が高温になりやすい。冬は冷気が入ってきやすく、室内が低温になりやすい。ハイパワー冷暖房を24時間フル稼働させなけらばならなくなる。一発目の導入費(イニシャルコスト)は安いがは維持費(ランニングコスト)は増大の傾向となる。よって、ガソリンスタンド、コンビニ、倉庫等の商業物件に多く採用されている。撤退も考えられる物件にはそこまで費用はかけられない。でもどういうわけか最近は一般住宅にも多く採用されてきている。転勤先でその都度家を買う新手の転勤族向けなのかもしれない。